Trip Hac BLOG

旅するクリエイターRONの旅ブログ。ゆるく頑張るけど張り切らずyoutube、はてブで旅コンテンツを作製、発信しています。

イタリア ヴェネツィアの旅 初めての飛行機と初めての海外

 

 1 ヴェネツィアへ飛び出す

 

 

今回の動画の舞台となったのは、イタリアの中央部より少し北に行った街

数百年前から一大観光地として有名な水上都市ヴェネツィアだ。

 

僕が今回此処に向かう事になった経緯はとても急なものだった。

 

何か事情があった訳ではないのだが、今年を逃すとこの先数年はヨーロッパに行くほどの大きな旅が出来ないことに気付いた。

 

で、出発の2週間前にパスポートを取り 1週間前に飛行機とホテルをギリギリで抑えて

飛び出るように成田空港に向かった。

 

 

「どうせ日本食が恋しくなるだろう。寿司でも食っておこうか。」

 

そんな事を言って成田の寿司屋、海鮮三崎港へ。

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回る方の寿司だが、回る方にしては高く付くくらい食べてしまった。

 

 

そこからは長い長いフライト。

合計14時間。

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まずは成田からオーストリア共和国のウィーンへ。

成田からウィーンまでの13時間、後ろの席のアメリカ人が何故かパーティー並みにずっと騒いでいたが、よく体力が持つもんだな…。

 

 

ウィーンの空港自体は非常に簡素だ。

しかし音楽の都市というだけあって、所々にクラシック音楽関連のお土産があったり、独特なセンスの絵画があったり

アーティスティックな空気を感じる。

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この時間、日本は大体深夜の2時。

さて、小型機に乗り換えていざヴェネツィアへ。

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小型ゆえか、揺れも旋回時の傾斜も大きくて

「落ちるんじゃないの…?」

という不安は拭えなかったが、外の景色は壮観だった。

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雲海の上を飛ぶ。

此処で一つ驚いたことが日の入りの遅さだ。

 

この景色だけ見ると、読者さんは何時くらいを想像するだろうか?

16時とかそれくらいだと想像するでしょう。

 

実はこれ、この明るさで20:30。

めちゃくちゃ明るい。と言うか、日の入りも日の出も日本と比べてかなり遅い。

21時を過ぎるとまるでスイッチでも切ったかのようにいきなり暗くなり始める。

 

不思議な体験だった。

職業旅人を名乗る僕はなんだかんだで海外は初なのだ。

だからこそかなり新鮮な体験になった。

  •  

2 ついにヴェネツィアへ。

見えたのは生の、真のヴェネツィアの姿。

 

疲労感が蓄積している。

住まいで起床してから24時間。ようやくヴェネツィアマルコ・ポーロ空港(テッセラ空港)へ到着。

 

アライバルゲートの向こうに僕の名前を書いたパネルを持った大柄の紳士。

190センチくらいの高身長に整えられた白髪と白い肌、水色の瞳。

「ハーイ!」とお互い合点がいった様に挨拶をして、彼の車に乗って滞在中4日間泊まるホテルへ。

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ホテルメリー(メアリー?名前が結局ハッキリしなかった。)

中国人の一家が経営するアットホームなホテルだ。

 

車を出て運賃20€を渡し、フロントで受付して入室。

気さくなショートカットヘアの中国人のお兄さん、どうやらこの人がここのオーナーで

尚且つ一家の大黒柱らしい。

 

室内は最低限の設備のみだがログハウス風の内側で非常に落ち着く。

何より宿泊費の安さに驚いた。

 

今回はここに計三日間泊まる予定なのだが、一泊あたりの室料がなんと日本円で7000円ほど。

(あくまで素泊まりで、オプションとしてディナーやモーニング、バーなどもある。)

 

 

今回の旅はまさにこのホテルメリーの安さとそれに反しての美しさに助けられた事は間違い無い。

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(メリーのバルコニーから)

 

オーナーは少し無愛想に見えるが、少し話しているとよく笑うし親切に色々教えてくれる。

 

さてと、朝7時半。

動き始めよう。

 

イタリアの朝は意外にも早い。

早朝からカフェに人が集まってダラダラしている。

なんか良い感じだ。

 

メリーの近くの観光案内所でバスの乗車券を買ってから動く。

 

コイツがその乗車券。

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ヴェネツィア・ウニカ」というらしい。

イタリア式のICカードみたいな物だ。

 

使い方はスイカと同じく専用の読み取り機にピッとタッチするだけだが、このカードの金銭感覚は日本のICカードとはまるで違う。

 

日本であれば、現金を専用の機械でチャージしたり或いは口座から引き落とされたり

「乗った距離分のお金を払う」ワケだが、

このヴェネツィア・ウニカは

「バスに乗れる時間を買う」

という仕組みだ。

 

ピンと来ない?僕もこれは最終日でようやくピンと来たくらいだ。

 

つまり、メリーのあるカンパルトという町からヴェニス本島までは約10分。

10分間バスにのれるウニカを買う。

大体3€くらい。

 

最終日はあっちこっちバスを乗りまくるので一日券を買った。

丸一日間という時間バスに乗れるウニカを買う。

コイツは30€。

 

簡単に言うと「時間を買う」と言った感じだ。

 

 

ちょっと不思議な感じだが、どうやらイタリア ではヴェニスだけでなくこれがデフォルトらしい。

 

 

 

まぁとにかく、バス停で乗って本島へ向かう。

 

しかしここからがビックリ。

 

運転が荒いのなんの。

 

いや、文句じゃ無い。

僕の旅先でのマイルールは「郷に入らずんば郷を楽しむ」だ。

 

しかしそれでもビックリするくらい荒い!笑

過度な例えでも何でもなく、バスがジェットコースターの様だ。

 

揺れも速度によるG(体感重力)も物凄い。

 

それもそのはず、一般道の最高時速は70km制限。

でも大体10キロ前後はみんなオーバーして走るワケだ。

バスもノロノロ走ってる訳にはいかない。

 

カンパルトから本島まではそれなりに離れてるのに10分で着くのはそういう事だ。

 

とてつもない体感Gに少し疲れて、そしてようやくヴェネツィア本島へ…。

 

 

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写真で見たことのある光景がそのままに広がっている。

 

そのまんま過ぎて現実感が無かった。

 

「あれ?本当に今ヴェニスに来てるんだよな…?」

ずっとそんな風に感じていた。

 

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水の都、というだけあって少しばかり蒸している。

イタリアの太陽は日本で感じる暑さとは違い、まさに「照りつける」という表現が相応しい。

 

直視するとギラっと刺すように光が眩しく、日本で見る太陽とはまた違った感覚だ。

 

イタリア の夏は実はそんなに暑くない。

日本のように高温多湿にはならないからだ。

 

ヴェニスは例外として、イタリアはカラッとした暑さが特徴。

だから日陰にでも入りさえすれば結構涼しいらしい。

ヴェニスは多湿ではあったがそれなりに風が吹いているので涼しくて、やっぱり日陰に入るとまるでクーラーでも掛かっているかの如く涼しい。

 

イタリアの習慣なんだそうだが、日陰に入れば十分だから日本の様にクーラーを使う機会はかなり少ないらしい。

 

実際ヴェニスでも、スーパーとホテルのフロント以外はクーラーがかかっていなかった。

昼間のカフェは流石に少しだけ暑いが、夕方ともなればカフェだろうがリストランテだろうが、或いはお土産屋さんだろうが大した事がない。

 

3ヴェネツィアの治安事情

 

「イタリアはスリや詐欺師が多いから治安が微妙。」

「ぼったくりや釣り銭のごまかしが多い。」

 

 

とは、よく聞いていた。

 

ネット上の情報によると、

・スリが常態化している。また日本人をよく狙う。

・お釣りを少額渡したあと、指摘されたら後出しするなどして騙し盗ろうとする。

ヴェネツィアは観光都市ゆえにあらゆる価格が高騰している。

 

おいおい大丈夫か…?初海外なのに結構ヤバそうだぞ…。

 

なんていう風に、行く前からかなり警戒していたし、行ってからも初日の6時間くらいは警戒していた。

 

結論から言うとヴェネツィアに限るが、大した事はない。

 

無論、日本で日常を過ごすのと同じ防犯意識では駄目だが意外にも上記の事は目立たなかった。

 

これからヴェニスに行く人(特に日本人)に向けて

治安や防犯に関してネット上の情報との誤差と、それでも気をつけた方が良い部分を説明しておこう。

 

⑴スリ

イタリア旅行の注意点と言えば…もうお馴染みだ。

フィレンツェやミラノなんかはどうか知らないが、少なくともヴェニスはスリがやり辛い環境だと思う。

平日週末で人の混み具合はほぼ変わらないヴェニス、しかもヴェニスは通路の全部が裏道の様なもの。

盗った後、全力で逃げる事が多分難しい。

人に阻まれ道は入り組み、道をマスターしたとしても不定期に破損箇所の修理工事が行われている。

「ポリツィアー!!(おまわりさーん!!)」

なんて助けを呼ばれたら警察どころかライフルを持った兵士がやって来る。

 

ヴェニスの本島内ではテロ対策か所々に重装の警察官やマシンガンを装備したイタリア軍兵士が張り込んでいる。

 

リスクを犯して観光客のバックを盗むメリットが少ないし、むしろリスクのが高過ぎる。

 

⑵釣り銭ごまかし

これもよく言われているが、今回の本島滞在三日間中一度も無かった。

道端でよく分からないお土産を売っている怪しそうな露店でさえ、ごまかしなんて何も無い上に笑顔で「グラッツェ!!(ありがとう!!」。

ごまかし事案もあるのかも知れないが、ヴェニスのお店の店員さんは基本的には気さくで陽気。

そして親切かつフレンドリー。

働いている人種は欧米とアラブ人と中国人がメインで様々だが大体みんな素晴らしく親切で優しい。

 

⑶他の地域の比べて価格が高い。

特別高く感じる程では無かった。

 

現地で良くお金を使った物といえば

 

・飲料水500ml 1€

ジェラート 3〜4€(高級そうな店でも8€くらい)

ヴェネツィア・ウニカ 片道 3€

・カフェでの軽食やデザート 大体10€未満

・トラットリア(大衆食堂) 大体15〜20€未満

リストランテ(高級料理店)大体30€未満(前菜、メイン、デザート)

 

1€大体日本円で130円前後として換算。

現地で使うお金は日本円を6万円換金して持っていた。

 

毎日お腹いっぱい食べたし、出し惜しみもせずいたのに最終日には110€くらい余った。

 

他の都市を知らないからなんとも言えないけど、そこまで「高い!」とは感じなかった。

 

ここは個人の金銭感覚にもよるとは思うけど、身構えるほどの物でもない。

 

現地で高級ブランドの服飾品なんかを買ったら話は別かもしれないけど。

 

 

 

でもさ、ブランド物なんかより景色と食べ物と人が素晴らしいからそれどころじゃないぜ?

 

 

 

 

そろそろ一旦句切ろうかな。

ではまた!

 

次回へ続く。

 

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ヴェニスの動画はこちらから

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